ず〜ず〜倶楽部

この「ず〜ず〜倶楽部」は、主に青年部の活動報告をお伝えしていきます。

2013/12/04

シミはアクシデント

宴会の多い年末年始シーズンは、大切なおしゃれ着に思わぬシミがついてしまうことがあります。ご注意ください。

☆洗浄工程は一般的な汚れを想定しています
フォーマルウェアやおしゃれ着を洗浄するドライクリーニングは、外出着に付着する大気中のホコリやスス、油煙(排気ガスや厨房から出る油の微粒子)などの成分を除去することを目的としています。
これらの汚れは、壁や窓を汚す成分とほぼ同じ成分です。
しかし、ワインや醤油などの色素は、宴会などでのトラブルによって吸着してしまうもので、それぞれの着用者や生活シーンで異なるものです。

☆酢のものはアセテートを損傷することも
一口にシミと言ってもそれぞれ化学的な成分は違いますし、吸着する繊維の種類も違います。
飲食品に含まれる色素は、繊維に対する先着力が強く、酸やアルカリの成分は繊維を損傷することもあります。

2013/11/06

カシミヤ繊維にはランクがあります

カシミヤは、ソフトな風合いと軽くて光沢のある獣毛繊維として、私達の衣生活に溶け込んできました。製品によって大きな価格差がありますが、なぜでしょう?

☆カシミヤは高地の山羊の希少な獣毛
カシミヤ繊維は、寒暖の差が激しいアジア内陸部の高地や山岳地方で生育するカシミヤ山羊の綿毛です。羊を丸刈りにして得られる羊毛と違い、カシミヤの場合、心臓に近い部分に生える少量の綿毛を梳きとって得られたもので、1等当たり約100グラムの程度しか得られない貴重なものです。紳士ロングコートでは、約25頭分も必要になります。

☆色、繊維の細さや長さなどによって等級がつけられます
カシミヤは、山地などの生育環境や年齢などによって、品質に差があらわれます。色では白いものが効果とされ、1000分の14ミリの細さ、長さ34ミリ以上の繊維が最高級のランクとされています。ランクによってその価格は大きく変わっていきます。

2013/10/08

衣類の退色

汗と紫外線の複合作用で退色が進みます

特に、綿やレーヨンなどのような水分を吸収しやすい生地には、目には見えなくても夏の日の汗が相当に染み込んでいます。これに強い紫外線が当たると。。。

☆汗と紫外線の複合作用によって染料が変質
シャツで、最も汗を吸収するのは首に直接当たる台襟の部分ですが、この部分には退色は見られず、また外側の襟羽の部分にも退色はないのに、台襟と外襟の境目の外側部分だけが退色することがあります。これは、染料の種類によって汗には強いけれど、外側に染み出した汗に紫外線が加わると分解して変色してしまうものがあるからです。

☆汗に含まれるアミノ酸などが紫外線で酸化促進
汗には、塩分やアミノ酸類、皮脂、乳酸などの老廃物が含まれています。これらの成分が紫外線の影響によって染料の酸化を促進するためだと考えられています。

2013/08/30

レースカーテンの素材

レースカーテンは、耐久性を優先するか、風合いを優先するかを考えて選びましょう。

☆レーヨンや綿素材は、ソフトに揺れる柔らかさがありますが、紫外線や湿気を吸収して弱く破れやすくなりがちです。

☆ポリエステルなどの合成繊維素材は強い耐久性がありますが、静電気を発生しやすく、汚れを引き付けやすいという性質があります。

☆ポリエステルとレーヨンの組み合わせ素材ではレーヨンが先に弱くなります。

2013/07/29

汗の成分は生地を傷めたり変退色の原因になる

日本の夏!!といえば汗です。
温度と同時に湿度も上がるので、汗だくになってしまいます。汗はファッションの大敵でもあります。

☆衣類を重たく、硬く、臭くする汗成分
汗には99%の水分の他に、塩分やたんぱく質、脂肪酸などが含まれています。水分は蒸発しますが、その他の成分は汗をかくたびに繊維の間に蓄積されていきます。塩分は、湿気を吸収する性質があるため、衣類は重たく肌にべたつくようになります。たんぱく質や脂肪酸は、酵素や細菌によって分解され異臭を放つようになります。また、これらの成分によって生地は硬くなってしまいます。

☆染料や素材の変質に強く影響する脇の下の汗
汗成分は、臭いなどの不快感だけでなく、素材や染色も傷めてしまいます。特に腋の下などの汗は、他の部分の汗よりもたんぱく質などの成分が濃厚なため、天然繊維などの素材や染料に影響を与え、破れやすくなったり変退色の原因になったりします。

2013/07/09

2013年クリーニング師試験事前講習会のご案内

平成25年度のクリーニング師試験は、9月5日(木)に行われます。

それに伴い、組合では事前講習会を下記の要領にて開催いたします。
今年、試験を受験されるかて、もしくは、今後、受験を希望される方は、事前講習会を受講されることをオススメします。

受講希望者の方は、8月12日(月)までに組合へお申込みください。
(組合のお盆休みは、8月13日〜15日までですのでご注意ください)

<クリーニング師試験事前講習会>

日 時:平成25年8月18日(日)10:00〜17:00

場 所:盛岡市中央公民館 第一講義室
     盛岡市愛宕町14-1 TEL:019-654-5366
http://www.city.morioka.iwate.jp/kokyoshisetsu/kominkan/chuo/011405.html

内 容:洗濯物の処理に関する知識
     衛生法規に関する知識
     公衆衛生に関する知識
     アイロン操作の説明

受講料:
@組合員店 7,000円
※クリーニング師研修のテキスト「よくわかるクリーニング教本・クリーニング師編」がある方はご持参ください。テキストがない場合は、別途3,150円いただきます。

A非組合員30,000円
※こちらにはテキスト代が含まれております。テキストをご持参いただいても受講料はお安くなりませんのでご注意願います。

昼 食:受講料の中に昼食代が含まれております。組合でお弁当を注文いたします。

その他:受講される方は、筆記用具をご準備ください。

連絡先:岩手県クリーニング生活衛生同業組合
     TEL:019-637-1344
     FAX:019-637-1358
     Mail:iwate@zenkuren.or.jp

事前講習会案内書 http://park3.wakwak.com/~cleans-i/download/20130705_annai.pdf

事前講習会申込書 http://park3.wakwak.com/~cleans-i/download/20130705_moushikomi.pdf

2013/07/02

保管中の湿気は服飾素材の大敵です

独特な風合いの欧米ファッション素材は、湿気の少ない気候風土でつくられたもの。高温多湿になりがちな日本では思わぬの変質が発生しがちです。

☆高温多湿のクローゼットで接着樹脂が溶けることが…
イタリアブランドなどには、生地を合成接樹脂で張り合わせたものや、表面に薄く合成樹脂を塗って独特の風合いや光沢をデザインしたものが増えています。このような化学合成素材は、高温多湿の環境で分解するという性質があります。分解すると剥がれたり溶けだしたりしやすくなります。

☆ポリ袋は外して保管し、乾燥した日には風乾ししましょう。
ポリ袋はクリーニング仕上がり品をお渡しするまでのホコリ除けです。保管するときは必ず取り出して、除湿剤を使用して保管してください。また、乾燥した夏の日には、保管中の衣類を取り出して、通気性のよう室内で陰干しをしましょう。

2013/06/07

マーガレットの花と衣類食べる虫

マーガレットなどの白い花が、花壇に咲きそろっています。花をのぞいてみると、米粒よりも小さな虫が見つかることがあります。

☆衣類を食べるヒメマルカツオブシムシの幼虫
白い花の花粉を食べているのは、2ミリ程度の小さなヒメマルカツオブシムシの成虫です。
この虫は、5月から7月の間に羊毛や絹の繊維製品に卵を産みつけ、幼虫はそれから1年近くの間、繊維を食べて生きていきます。とても小さな虫なので、家の中にいても目立ちません。

☆冬物を収納する時期に繁殖するので防虫が大切
羊毛やカシミヤなど、この虫の大好物は冬物衣料の素材です。防虫剤や防虫加工などの対策を取らずに収納していると、保管中に虫害にあうことになりますからご注意ください。

2013/03/13

ブランド品への配慮

日本人にとって、高級和服は晴れの席の特別なものという意識が伝統的にあります。着用にも保管にもそれなりの配慮がなされてきました。

☆芸術品として理解されて取り扱われる和服
振袖や留袖などの高級和服は、着用中には、シミがつかないように袖やたもとに配慮した所作(動き)をし、着用後には衣紋掛けで陰干ししてから、通気性のある畳紙(たとうし)で包み、金銀糸には当て紙をして桐箱に保管します。

☆ヨーロッパ貴族文化の伝統を受け継ぐ高級ブランド
洋服は、和服に比べて活動的な実用着というイメージが定着しています。これは、最初に軍服として伝わったことによるのでしょう。しかし、イタリアブランドのデザイナーには、ファッションは芸術作品であると明言する人もいます。確かに絹素材のハンドプリントなど手描き友禅となんら変わらないものもあります。高級ブランド品の着用やお手入れには、和服なみの配慮が必要であると言えます。

2013/02/06

皮脂や汗が付いた服

一般に、冬は夏よりも汗や皮脂が少ないと思われがちですが、暖房や防寒衣料によって、意外に汗や皮脂が出ています。

☆汗には塩分が含まれています。冬は暖房や厚着などによって、意外に汗が出ているものです。塩分は湿気を集める性質があり、その湿気が蒸発するために熱が奪われて寒く感じます。何度か着用したセーターの首回りが冷たく感じるのはこのためです。

☆ウールなどの繊維製品を着ると温かいのは、繊維が空気の層をつくり、この閉じ込められた空気の層が断熱効果を発揮するからです。皮脂は、繊維のすき間に入り込んで接着剤のように繊維同士をくっつけてしまうので、空気の層がつぶれて保温効果が低くなってしまうのです。そのときは、クリーニングで自然な温かさを取り戻しましょう。

- Topics Board -